翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 267

ページ: 267

翻刻

【右丁】 豆腐を飛龍頭の如くに拵へ松茸を能洗ひ笠を細かに刻み 莖を一寸計に切り細かにさきしばらく風にあて右之豆腐 へ澤山に交ぜ飛龍頭に取り揚るべし卜治。なめ飛龍頭も大 畧右に同じ       豆腐素麺 一種 豆腐を能絞り葛の粉を加へ毛水なうにてこしのり筒へ入 れ沸湯の中へ引べし遣ひ方は魚麺仕立か湯素麺仕立がよ しこれにはねぎの白根の小口切かおろし大根。ちん皮。唐が らし。浅草海苔の類を用ゐてよし       鯛豆腐 九寸計の鯛を三枚におろし身をかき取りよく〳〵板摺して 【左丁】 摺鉢にて能摺置鍋へ極上の酒を三合計能煮へたゝし摺置 し身を入れ極上のうどんの粉を五合計入れよく〳〵こね大 羊羮一棹入位の箱へ入れさまし切形して取肴の組合せ又 は敷味噌。薄葛山葵などにて用ゐてよし       茶巾玉子 美濃紙を猪口などへ指込み其上へ玉子を割入れ其侭紙に 包み口をこよりにてくゝり湯の煮へ立し所へ入れ浮たる を取出し紙を取べし       菊玉子 煮ぬき玉子の皮を去りあたゝかき内にぐるりへ切めを竪 に入てひしげば菊の如くなるなり