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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 276

ページ: 276

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【右丁】 用うるもの少し金れん銀れんとはひれの内のすじをいふ也       塩鳥用様 皮をむき塩をよき程出ししばらく酒につけ用ゆべし鶴。白 鳥は皮付たるもよき也       脾骨之事 大鳥之わしはまずといふ骨を小鳥にては脾骨といふ       蕪骨及おばいけ之事 かぶら骨とは鯨の氷頭をいふ也これはかつ魚の如く削り二 杯酢又は吸物などに用ゆおばいけとは鯨の尾と身との間の 肉をいふ也肥前にてこれをおばけといふこれはおばいけ といふ言葉の畧語なるべしおばいけといふべし 【左丁】       鯛の薄身遣様之事 鯛の薄身切りはなしてある時は薄身をふせ皮を上になし て骨をすくべし切形は時のよろしきに取合せ切るべし       そぎもの及削り物之事 そぎ物とはごんぎり。干鯛。干鱈。たり【注】。などをそぎたるを云削 り物とは右等の物を薄く削りたるをいふこれを煮物など に用うる時は和らかに湯煮すべし干河豚も右に同じ       ふえ込之事 ふえ込といふは鯉之袋に摺身と鯉の子とを合し中へ入れ 口をぬいゆでさまし切て用ゆ又鯉之ふくら煮に味噌又は 米の粉を誥蒸たるをもいふ 【注 「たり」は「ふり」の誤ヵ】