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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 32

ページ: 32

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【右丁】    も又市。水嶋などのまねをして古実になき事を作り    出すときは世間之物わらひとなるゆへゆめ〳〵心得    違をなすべからず又市不埒之次第は生間家歴代略    譜中正鄰之所にあらましを記し置たるゆへ爰に之    を略す    三儀一統と云書に小笠原長秀。今川氏頼。伊勢満忠之    三人将軍義満公之命により天下之礼法を定むと記    しあれども皆偽り也右之氏頼。満忠といふ者は今川。    伊勢両家之系図に之なし右は長秀一人之覚書へ後    世濫に両家之事を書加へしもの也又将軍に命ぜら    れしなどゝいふはあとかたもなき偽り也と伊勢申 【左丁】    されし也     式法之大要       婚姻之事 婚姻之事は人間一生中之三ツの大礼之一にして国家安全 の源なり故に上中下之差別なく大切になすべき者也其は じまりし事は神代より仔細伝る事にて美斗能麻具波比と いふはこの事なりあからさまに記し伝らんは神のおそれ あるにより聊爰にしるしぬ異朝之事はいざしらず我朝は 御むすひの神の御ことを受給ひし《割書:御むすひの神は即|ちむすひの神なり》伊弉諾。 伊弉冊之二尊より事はじまり素戔嗚尊。稲田姫にあひそめ 給ふを根本とする也夫婦之縁を結事は右之如く神代より