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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 42

ページ: 42

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【右丁】 計両方之桶へ分て左廻り右廻りに積み入れるべし口伝  出貝といふは男貝。地貝といふは女貝之事なり  蛤の貝は正しきものにて濫に他の貝と合ず女も一度婚  礼すれば二度とせぬものといふいましめの為に用ゐ。う  はおきにすると云うはおきとは諸道具之第一に置くと  いふ事也これは古き詞也はまぐりの事に付古実あれど  も極秘たるにより記さず  中啓一名末広と云又かうもりともいふ蝙蝠之羽を見て  作りはじめしゆへなり       長刀請取渡之事 力者に長刀を持せ侍分之者一人付添ひ行列に立ち請取渡 【左丁】 之場にて双方一礼し跡之方へ目遣ひする時力者長刀を持来 り刃之方を我が右になし石突之方を上へ取直し請取やす き様にして出を左之手にて上をとり右にて下をとり刃の 方を我が左へなし請取也庭上にては片手に持ながら一礼 して請取渡をなすべし請取たれは直に聟方之力者へ渡す 力者これを勝手より奥之女中へ渡す女中請取仮粧之間の 床へ刃を下にしてもたせかけ置也この請取渡も輿入之後 の事なりこの長刀には紫色の袋。紐は用ゐざるがよし       守刀請取渡之事 是は召輿之左右に持せ給ふもの也貝桶請取渡し相済み輿 入之後直に渡す人。請取人互に一礼して請取渡をなす脇指