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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 43

ページ: 43

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【右丁】 も同様にすべし       召替輿請取渡之事 《割書:付天兒及傍公之事|》 常のことく飾るべし是をあひ輿とも云この輿之内は召輿同 様に取繕ひ御守及守刀を入れしとねを敷。傍公を乗せ召輿 之先へ列に立也請取渡は姫君御入輿迄に輿台へかき据の り方之戸を開き無言にてそれ〳〵に渡す請取人も無言にて 平に一礼して進み寄り請取也請取に習ひあり傍公はしと ねにのせたるまゝにて渡すべし請取人も其侭請取奥の女 中へ渡す女中これを年寄へ渡す年寄請取仮粧之間の床へ 飾り置く輿は其侭勝手へかき入れるべし当今は公武とも に天兒を用ゐらるゝ事になれりさもあるべき事也傍公 【左丁】 を御伽這子といふ説あれども此時之傍公には口伝ある也 天兒之事も秘事なり猥にさたあるべからず天兒。這子何 れにても装束は姫君同様にすべし色直しも同様になすべ し只婚礼之時のみならず祝日常式にても装束は姫君同様 になすべし  天兒を用ゆる事は天祖のいにしへより今に至る迄これ  を用ゆこれは身之災難を祓もの也又之を撫物とも云祓  之法を天兒之頭へ入れ這子之如く下地を作り其上へ練  衣をきせ顔ゑりなどへ老の波をよせ命之長さかたちを  あらはし髪を彩墨にて書べし耳のかたちはあらず手之  如く横に木を付。練にて包み其端を赤き紙にて張るべし