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【右丁】
瓶子之役は両人一同に床の前へ進み寄り瓶子を取る時雌
蝶を先へとり中央にあふむけ置き雄蝶を其上へ重ねかけ
置て瓶子を取り両人相向ひ合て持て立ち其酒を銚子と提
とにうつし瓶子を元の如くに飾り置くべし三々九度の式
はこのうつしたる酒にて行ふものなり又流義によりて左
の方之蝶を右へおき右の方之蝶を左へ置く事もあるなり
瓶子之役は当日第一之役也口伝あり両人之衣体は前に同
じ
通ひ役人之事
中老か又は小姓衆之役たるべし衣体は前に同じこれは配
膳の役なり
【左丁】
手長衆之事
通ひ之役人より老分の人勤めらるべし衣体は前に同じ御
前之手長ゆへ両膝をつき膳部抔のすへよき様にして渡す
べし次之手長は膳部抔のおくれざる様に心掛くべし一間
に三人づゝといへども時宜により二人にて勤むる事もあ
る也これは取次之役なり
介添之事
乳人或は老女之役也姫君之右の方に付きそひ居て何にて
も手に持ち給ふものを取りて渡す也座敷の都合により左
の方に居ても苦しからず又聟君へも介添を付る事もある
なり