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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 72

ページ: 72

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【右丁】 べからず  饗膳は高盛也香立。きそくを付る香立。きそくの事は第一  巻に饗膳之事は第四巻に何れも委く記し置たり        引替膳部之事 引替膳部とは饗膳之引替に出す喰料の膳部をいふ也右は 分限と時宜に応じ馳走するものゆへ献立等を爰に記し置 べき要なきゆへ記さず       陰陽之盃之事 陰陽之盃に付ていろ〳〵の説をなすものあり一説に色直し の献は陽也式の三献は陰なりと又一説に昼の献は陽也夜 の献は陰也といふ右は昼夜を以て陰陽を分つといへども 【左丁】 吉日良辰を撰び行ふ事ゆへ夜を以てこの式を行はゞ何を 以て陰陽之分ちをなすや又嶋台の金銀の盃によりて陰 陽を分つといふ説あれども是は器物によつて陰陽の名を かりたるものにして献の事にあらず右等之説は何れも取 に足らず陰陽之盃といふは献々の次第之事也口伝      真所床飾之事 これは夫婦饗応之間也又真殿ともいふ床之掛物は墨絵た るべし置物は洲浜台に鶴二羽又は鶺鴒台にてもよし花は 松一色の立蕐など然るべし稲穂又は米盛などを三方に組 み床に置き床之下の左右に犬張子を置くべし世に是間之 盃を床盃といふて此の間へ蒲団を敷き盃事をなすを古来