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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 76

ページ: 76

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【右丁】 一家中へ相応の進物あるべし右は嫁君の父親参る時刻よ り前に使者を以て贈られ其時何の刻参上と案内いたし置 くべし扨嫁君の父親参らるれば双方対面之上にて手掛よ り式三献之次第を聟入之時の如くなすべし此時は嫁君之 父親と聟君之父親と聟君と三人着座之盃なり       三人着座三献之次第之事 初献は嫁君の親よりはじめ聟君之親へ聟君之親三献のみ て其盃を聟君へ聟君三献飲みて其盃を納む二献目は聟君 之親よりはじめ嫁君之親へ嫁君之親三献のみて其盃を聟 君へ聟君三献のみて其盃を納む三献目は聟君よりはじめ 嫁君之親へ嫁君之親三献のみて聟君之親へ聟君之親三献 【左丁】 のみて納め夫より相応の饗応をなす也右相済みて後。奥に て嫁君之親と聟君之母親と対面之上にて盃事あるべし右 等の事は尤も媒人より兼て双方へ申合せ置くべき事也  右は引渡に盃を組合せ置き面々へ据ゑたる仕方也此時  は酌人三方を持ちいで盃の請取渡をなすべし酌人。加へ  の勤め様は婚礼之時とかはりたる事なし       御厨子黒棚之事 飾り様に習あり指図は大上臈これをなし中老これを飾る 七ツ目迄は日々飾り様をかへる也当日より三ツ目迄はこ れを仮粧之間に置くべし飾る品にいろ〳〵ありといへども 陽に近き道具は御厨子に陰に近き道具は黒棚に飾るべし