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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 90

ページ: 90

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【右丁】 れどもこれは法になき事也婚礼の時に限り水引の掛様に 習あり口伝   当今世上に用うる所の元結地水引といふものは我先   代京之水引屋に元結地水引之拵様糊加減などをも教   へ販売せしめし所世にこの水引を用うるものいつと   なく多くなりしより最初之程は主人自ら糊加減など   をなせしに終には職人に教へ其法を伝へたるより其   伝世にひろまりて今は何れの水引屋にても元結地の   水引を製造販売す其根元は我が先代之意匠に出たる   ものたるを今は世に知るものなきに至れり       文認様及び言葉づかひの事は略す 【左丁】       諸道具之事 貝桶をはじめ手道具より台所之具に至る迄姫君之もの一 通り持参あるべきもの也品数多きゆへ爰にこれを略す       数長持之事 婚姻之日より以前に品々の道具。臥具などを長持に入れて 何十荷も遣すこれを数長持といふ也油単は織物。絹又は木 綿にても家之紋を付る也色は勝色などよし   臥具を古は夜のしとねといふ今はこれを蒲団といふ   蒲団とは元来蒲之葉を束ね丸く巻きたるものにて即   ち円座の類をいふもの也       庭銭之事