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飯百珍伝 - 翻刻

飯百珍伝 - ページ 21

ページ: 21

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【右丁】 なれどもそれよりも口あたりよく喰(くひ)よきもの也。右の ことくして焚(たけ)ば大体(たいてい)二舛の米にて五合は徳分(とくふん)也    ○おなしく粥(かゆ) 右のごとく洗(あら)ひしづくをたらしおき先(まづ)釜(かま)に水を入 たきて。たぎる頃(ころ)右あらひたる小米(こゞめ)を入 吹上(ふきあが)りたら ば杓子(しやくし)にてすくひつまみ見て。未(いま)だ煑(ゆえ)ざるうちに 火を引しはらく熟(むま)して食(しよく)すべし煑過(にえすぎ)ては悪(あし)けれ は火かげんに気(き)をつけて焚(たく)べし    ○肥前(ひぜん)の船頭飯(せんどうめし)          【右丁左下枠外】天保十八 【左丁】 味噌汁(みそしる)をこく立(たて)蕪(かぶら)を厚(あつ)サ五六分に切(きり)《割書:大ならは二ツに|切てきさみに》 《割書:なれば丸|なりをきる》右の汁(しる)に入/和(やは)らかに潰(つぶ)るゝ程(ほど)に煑(たき)扨めしは 常(つね)のことく焚(たい)て右の蕪(かぶら)を椀(わん)によそひ其上へ飯(めし)を 少(すこ)し盛(もり)かきまぜて食(しよく)すべし。別(へつ)に菜(さい)の物いらずに 食(しよく)する事なれば米の少(すくな)く入のみならず。大に徳用(とくよう) なり。是を船頭飯(せんどうめし)といふことは肥前(ひぜん)浦津辺(うらつへん)の浦々(うら〳〵) の漁人(りやうし)或(あるひ)は船子(ふなこ)など専(もつは)ら食(しよく)するによりて土人(どしん)の 斯(かく)呼(よひ)なるはしたるなり    ○豊後(ぶんご)の黄飯(わうはん)