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飯百珍伝 - 翻刻

飯百珍伝 - ページ 24

ページ: 24

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   【右丁】 京(きやう)大坂(おほさか)江戸(えど)其外の城下(じやうか)にても蕎麦屋(そばや)粉屋(こや)等(とう)に 蕎麦粉(そばこ)のかすとてあらき粉(こ)のあるものなり。それ を買調(かひとゝの)へ。又 温飩粉(うどんこ)の下直(げしき)なるを調(とゝの)へまぜて。水に 少(すこ)し塩(しほ)を入。其水(そのみづ)にてよくこね。棒(ばう)をもつてそば温(う) 飩(どん)等のごとく《振り仮名:厚サ|あつさ》二部 位(くらい)にのべ。幅(はゞ)四五部《振り仮名:長サ|ながさ》二寸 位(ぐらい)に 切(きり)。扨 鍋(なべ)に味噌汁(みそしる)を仕(し)かけ。大根(だいこん)を《振り仮名:長サ|ながさ》二寸《振り仮名:厚サ|あつさ》二 三部巾四五部に切(きり)葉(は)も二寸 位(ぐらい)に切(きり)里芋(さといも)大(だい)ならは二ツ にわり中小(ぢうせう)は其 儘(まゝ)入よく煮(たき)て其中へ右 伸(のべ)たる平団(ひらだん) 子(ご)を入 煮(たき)あげて食(しよく)すべし。食(しよく)せし後(あと)にて冷飯(ひやめし)有(あら)ば          【右丁左下枠外】天保二十一 【左丁】 半椀(はんわん)ほと食(しよく)すればよろしそれとも冷飯(ひやめし)なくば食(しよく)せ ずとも飢(うへ)をたすくべし。但(たゞ)し十分(しふふん)に食(しよく)すれば追々(おひ〳〵)に 腹(はら)はるものなれば。八九分目(はつくぶんめ)に食(しよく)すべし    ○若狭(わかさ)の白粥(しらかゆ) 若狭国(わかさのくに)小浜(おばま)にてしらかゆの煮方(たきかた)功者(かうしや)なれは世(よ)に若(わか) 狭流(さりう)の煮方(たきかた)といへり。扨その煮(たき)やうは。米を少(すこ)しまへめ に洗(あら)ひ水に白(しろ)みある位(くらい)にて。少(すこ)しかたく粥(かゆ)をたくべき水(みづ) かげんにして焚(たき)吹上(ふきあが)らば火をほそめ。随分(ずいぶん)蓋(ふた)をとらぬ やうにしてたき。米一二 粒(りう)あげてつまみ見て。未(いま)だ米のし