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飯百珍伝 - 翻刻

飯百珍伝 - ページ 26

ページ: 26

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【右丁】 器(うつは)物に盛(もり)湯(ゆ)をしたみ其上へ味噌(みそ)を《割書:しやうが。さんしやう|ごま。ゆ。とふがらし》 《割書:などはめい〳〵|このみに入べし》田楽(でんがく)に用(もちゆ)る位(くらい)にたきのばし。右/豆腐(たうふ)の上に 程(ほど)よくかけ其上へ飯(めし)を盛(もり)かきまぜて食(しよく)するなり。また みそならずとも醤油(しやうゆ)の葛(くず)あんでもよし。是も栄曜(ゑよう)なる やうなれども。豆腐(たうふ)の入様(いれやう)にて米を減(げん)じ又/別(べつ)にしる 菜(さい)などいらされば少しは助(たす)けになるべし    ○田植饅頭(たうへまんぢう)製法(こしらへやう) 是は西国辺(さいこくへん)にて田(た)を植(うへ)し日/祝(いは)ひの為(ため)製(せい)する食物(しよくもつ) なり。田家(てんか)にては小麦(こむぎ)を作(つく)り粉(こ)を挽(ひき)てこしらゆれども          【右丁左下枠外】天保二十三 【左丁】 都会(とくわい)にては下直(げしき)なる温飩粉(うどんこ)を調(とゝの)へ製(せい)すべし。扨 その仕(し)やうは。先(まづ)小豆(あづき)を煑(に)て塩(しほ)を入よく搗(つき)つぶし丸め 右うどん粉を湯(ゆ)にてこね団子(だんこ)となし。小豆(あつき)の丸めたる を餡(あん)として中につゝみ。扨/釜(かま)の底(そこ)に水を三部目に入 其上に藁(わら)を少(すこ)し敷(しき)《割書:田家(でんか)にては小麦(こむき)のわらを用ゆれども|町家には小麦のわらなければ米の》 《割書:わらをはすばらいにきり半日ほど|水にひたしよくあくと【をヵ】ぬき用ゆへし》其上に右の饅頭(まんぢう)をならべ 其上に又 藁(わら)を少(すこ)し敷(しき)ならべ又 饅頭(まんぢう)をならべ如此(かくのごとく)に 幾重(いくえ)にもならべ蓋(ふた)をして。火をつよくして焚(たけ)ば。暫(ざん) 時(じ)に煑(にゆ)るなり。扨/煑(にへ)たりとおもふ頃(ころ)火を引しばらく