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飯百珍伝 - 翻刻

飯百珍伝 - ページ 8

ページ: 8

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【右丁】   ○大根粥(たいこんがゆ) 大根(だいこん)がゆは白(しら)かゆの米を洗(あらふ)ごとくざつとあらひ水を 多(おほ)く入/焚(たき)て吹(ふき)あがらんとする時右/飯(めし)に入れたることく きざみたる大根(だいこ)を入/塩(しほ)を少(すこ)し入しらかゆの火加(ひか) 減(げん)に焚(たき)あげ暫(しはら)く熟(むま)し醤油(しやうゆ)のかけ汁(しる)にて食(しよく) すべし至(いたつ)て美味(びみ)なり○又/塩(しほ)を程(ほど)よく入かけ汁(しる) なしに食(しよく)してもよし。又は味噌(みそ)を入/雑吸(そうすい)にして もよし。又/醤油(しやうゆ)をすぐに入てもよし。《振り仮名:ケ様|かやう》にして食(しよく) すれば米をげんじ助(たすけ)となるなり          【右丁左下枠外】天保 五 【左丁】   ○越前国大根飯(ゑちせんのくにだいこんめし) 越前(ゑちぜん)の国にて焚(たく)大根飯は先(まづ)大根(たいこん)を細(こまか)に賽(さい)に 切(きり)鍋(なべ)の底(そこ)に敷(しき)其上にあらひたる米を入/水(みづ)を仕(し) かけ其上(そのうへ)に笑(よば)したる麦(むぎ)を入/塩(しほ)をもいれ麦飯を 焚(たく)とふりにたきあげかきまぜて食(しよく)するなり尤(もつとも)大 根(こん)を下(した)にしきたる事ゆへこげ付事あり。さるにより 吹(ふく)じふんに杓(しやく)の柄(え)菜箸(さいばし)なとにて簀(す)をつくなり   ○大根葉飯(たいこんばめし) 大根(たいこ)の葉(は)を蔭干(かげほし)にして置(おき)枯葉(かれは)をよりすて茹(ゆで)