翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

木斎咄医者評判 5巻 - 翻刻

木斎咄医者評判 5巻 - ページ 40

ページ: 40

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よむていにもてなし。是/返事(へんじ)してやれとて。目玉 之すけになげわたし。客(きやく)とあいさつさらるゝ内に 右之通(みぎのとをり)のつかひ。或銀一枚。或金弐分など包(つゝみ)ての 使(つかい)。三四人参りければ。客はにせ事とは夢(ゆめ)にも 志らず。さてもはやりいしやかなと心に於もひ。かなら ず御出くたされ候へと。約束(やくそく)してかへるける。それより 木斎は。むかひ駕(かご)に/打乗(うちのり)て彼(かの)病家へおもむけば。 人はしをかけて侍るぬる。木斎を見かけ。遠方(ゑんはう) の御出御大儀千万。忝そんじ候とて病人を見せ ければ。もつての外の/大厄病(だいやくびやう)にて中々みやく を見る事も。ならさるほどにあがきくるいける 然る所に。物の気つきたりとて。山伏近付て。いら たかのしゆずをしもんでかんまんぼろおん。あびら うんけんそわかと汗水になりていのり居たるが。木斎 来たるを見てなまなりなる薬は御無用。き祢ん ばかりに。めされよと云。木斎はき年んが邪魔尓成 き年んをやめて。薬ばかりに。めされよと云て。た がひに水かけ路んにおよべり。いづれも其證據 のあらされば。木斎申様客僧は子をもたれたり 中々もちたと云。さてはよき志やうこの。みやうこそ あれ。我も子をもちたれば。我子は汝にわたさん などに。ずいぶん調伏してころして見よ。汝が子は