翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

木斎咄医者評判 5巻 - 翻刻

木斎咄医者評判 5巻 - ページ 44

ページ: 44

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ければ。御/内客(ないきやく)も。供(とも)の者(もの)にて。すいしました きぐすりやの。左次(さじ)でこざらう。知(志る)人の事なれば。少 もくるしからずといへば。左次云きゝて。斗右(とゑ)か。はい 里やと云に付て内へ入て。左次是にかとてにつと 笑(わらい)て。座になをるやいなやに申様。たがひに町人どし は心やすい程に申まする。其めした羽織(はをり)の代銀が すみませぬ。くたされませいといへば。是は去方(さるかた)より もらひたはをりしや。其方から取たでは。ないとい わるゝいやそれがわたくしの方より。あげ満したで ござるごふくやをしてくらすゆへに。闇(やみ)の夜(よ)に。手 でさぐりてもしりますると。あいそうなげいへは 木斎志れわらふて。いかにも道々とてそうもあらふ おれは羽/織(おり)のぬしなれ共。覚(おぼへ)ちがへた。よそからも らふたは。別(べち)に有ものを。病(びやう)人ならば。見ちがへまい に。先(まつ)たばこてものみや。さておみやると残り。病人 の方へ行(ゆく)とて出る所(ところ)へ。をの〳〵来かゝりめされた 病家(びやうか)ては。いしやのおそいをまちかぬるものじや 跡でゆるりと。ちやでもおみ志やれとて。せきだ 加た〳〵。そうり加た〳〵足にかけて。目玉之(めたまの)助 薬箱はやうもてこい〳〵とていそがしそうに。かけ 出したれば。二人の/町(まち)人は。舌(した)うちして帰(かへ)りぬ                    吉? 紋平に