翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

木斎咄医者評判 5巻 - 翻刻

木斎咄医者評判 5巻 - ページ 57

ページ: 57

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木斎咄医者評判(ほくさいはなしいしやひやうばん) 五    寸白(すんばく)の虫(むし)下す事    舟人(ふなひと)のすゑ。つなの養性(やうじやう) 或(ある)あした。門(もん)の辺(ほとり)に。鈴(すゞ)の音(をと)するを見れば。ふとく たくましき。小荷駄(こにだ)壱/疋(ひき)ひきたつる。是はいかにと 見る所にさもありげなる百姓(ひやくしやう)。もみでになりて 爰(こゝ)は木斎さまの。御宿所(ごしゆくしよ)にて御座(ござ)候かと云程(いふほど) に中々(なか〳〵)是也。いづかたよりの御尋(たづ)ねぞといへば。拙(せつ) 者(しや)は八王寺/辺(へん)より参り候。私(わたし)の旦那(たんな)。木斎さま の御事/承(うけたまは)り及候。御無心申上度とて。御/迎(むかい)の駄(だ) 馬(むま)をさしこし候。御/来駕(らいか)におゐては。旦那(たんな)/本意(ほんい)