キリシタン関連史料を翻刻

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[キリシタン遺物図] - 翻刻

[キリシタン遺物図] - ページ 17

ページ: 17

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【右丁】  喜右衛門五右衛門去十一日薩摩守方家来共より警固相添送越し候に付  壱人つゝ召出遂吟味候所藤兵衛八月廿九日湯泊村松下と申所え  炭焼に参木を伐り申候処不見馴人刀を指手まねき致し何やらん  申候得共言葉通し不申怪敷体に候ゆへ側へ寄合候得は水を望  候仕形いたし見せ候故藤兵衛持合候器に水を入与へ申後に退申候  得は又〳〵招候得共刀を指罷在候故気遣に存候間寄付不申候処  右之刀を鞘ともに差出候に付近寄刀を請取申候其の節外に壱人も  無御座候故右之刀をは脇の木の根差置磯辺え参り身廻し候へ共  人無御座候故村へ参り安兵衛と申者を以怪敷もの見出候間何れ  も参候様に申遣候所平内村之百姓五次右衛門喜右衛門と申者折節  荷を持使に通候を参懸り候異国人村の方へ手を指草臥候体に  相見候間喜右衛門は大袋を持五次右衛門は刀を持藤兵衛は異国人  に手を添藤兵衛家まて召連五次右衛門は最前之荷物を持先 【左丁】  え使に参候其節近村之五右衛門と申者藤兵衛方へ参候藤兵衛  食を拵異国人に給させ可申と仕度いたし食事も出来給させ  申候得は少し給申其節黄色の四角なる金を差出くれ候得共怪敷  様子に御座候得は則返し申候何角異国人申候得共一円言葉通不申  候其内役人番人共大勢参候よし藤兵衛申候事 一安兵衛召出承り候処右藤兵衛申候通り相違無御座候右近郷え  異国人之儀申参互にあなたこなた役人ともへも申廻り其跡之儀  は不存候方々触仕舞扨又藤兵衛方へ参候得は最早役人番人等大  勢参居候よし申候事 一喜右衛門五次右衛門壱人つゝ召出承候処最前藤兵衛申候之通少も  相違無御座候右両人とも荷物を持先へ参候跡之儀は不存候  由申候事 一五右衛門呼出承り候処是又藤兵衛申候之通相違無御座候怪敷