翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 104

ページ: 104

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 水(みづ)に和(くわ)して服(ふく)してよし 一 紫菜(あまのり) 江戸の浅草(あさくさ)のり下総(しもおさ)の葛西(かさい)のり播州(ばんしう)の  にほのり長門(なかと)の向津(むかつ)のり出雲(いづも)の十六島(うつふるひ)のり対(つ)  馬(しま)の甘(あま)のり冨士(ふじ)のり日光(につくわう)のり菊池(きくち)のり水前寺(すいぜんじ)  のり種々の名産(めいさん)数多(あまた)あり惣(そう)じて咽喉(のんど)のいたむ  によし癭瘤(こぶ)を消し脚気(かつけ)によし凡そのりの類(るい)は  無毒(むとく)なれとも品(しな)によりて小虫(せうちう)蛙子(かへるこ)の類(るい)とり付(つき)  たるにあへは嘔吐(ゑづき)して黒血(くろち)を吐(はく)事あり能(よく)あら  ひて用ゆべし○青のりは伊勢(いせ)志摩(しま)三河(みかは)より出(いづ)  るをよしとす渇(かつ)をやめ酒毒(しゆどく)を解(げ)し或は疔毒(てうどく)赤  遊風にぬりてよし又(また)血(ち)どめによし 一 鶏腸菜(よめがはぎ) 歯(は)牙(きば)毒腫(どくしゆ)にかみ付てよし小便(せうへん)不利(つうせす)五(ご)  淋(りん)の症(しやう)に食(しよく)してよし一切 毒虫(どくむし)のさしたるに生(なま)  にてかみて付(つけ)てよし 一 馬歯莧(すへりひゆ) 諸(しよ)腫物(しゆもつ)瘻瘡(ろうそう)疔瘡(てうそう)諸(もろ〳〵)の無名(むめう)の腫毒(しゆどく)に  生汁をしほりて付(つけ)てよし多年(たねん)の悪瘡(あくそう)百方(ひやくはう)を用  て愈(いへ)ざるにつき爛(ただ)らし伝(つゝ)るときはいゆ○目疣(めいぼ)  度々(たび〳〵)起(おこ)る症(しやう)に付(つけ)て甚妙なり○痔痛(ぢつう)始(はじめ)て起(おこ)るも  の及 肛門(こうもん)腫痛(はれいたみ)するものに湯(ゆ)に煮(に)て薫し洗(あら)ふて  甚妙なり