翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 113

ページ: 113

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 疹(しん)稀少(まれに )になる事 妙(めう)なり試(こゝろみ)に一手(ひとて)も洗(あらひ)残(のこ)すとき  は其(その)所(ところ)に多(おゝ)く痘(とう)出るなり○痛風(つうふう)痺痛(ひつう)はげしく  堪(たへ)かぬるに黒霜(くろやき)にして酒(さけ)にて用(もち)れはいよ〳〵  痛(いたみ)を治(ぢ)する事 妙(めう)なり 一 鱒(ます) 瘀血(おけつ)を破(やぶ)るの効(こう)あり寒疝(かんせん)冷(れい)気結(きけつ)積気(しやくき)を病(やむ)  者(もの)に多(おゝ)く喰(くら)ひて効(こう)あり 一 牡蠣(かき) 渇(かつ)をやめ咳嗽(がいそう)を安(やす)んじ胃(い)を調(とゝの)へ驚悸(きやうき)を  定(さだ)め脾胃(ひい)の鬱熱(うつねつ)をさり酒毒(しゆどく)を解(げ)す 一 蚶(あかゞひ) 血分(けつぶん)をまし便血(べんけつ)及(および)一切 失血(しつけつ)の症(しやう)に用てよ  し婦人(ふじん)産後(さんご)によく血(ち)を調(とゝの)ふるの良品なり○殻(から)  を用て焼(やい)て凡(すべ)て石決明(せつけつめい)の代(かはり)に用る人(ひと)あり能功  ありと云 一 辛螺(あかにし) 心胸(しんけう)胃脘(いくわん)痛(つう)累年(るいねん)眼(め)を病(やん)たるに煮(に)食(しよく)して  よし○殻(から)の白焼(しらやき)近年(きんねん)世上(せじやう)留飲(りういん)癖嚢(へきのう)の痛(いたみ)甚しく  て堪(たへ)がたきに白湯(さゆ)にて用ひ或は砂糖湯(さとうゆ)にて用  ひて吐水(とすい)をやめ痛(いため)を和ぐる事妙なり○嘈囃(むねのいれる)を  とむるに白湯(さゆ)にて少(すこ)し斗(はかり)用て妙(めう)なり○頭痛(づつう)甚  しくして堪(たへ)かたきには酢(す)にて和(くは)し頭(かし)らに付(つけ)て  甚(はなはだ)妙(めう)なり 一 蛤(はまぐり) 肺気(はいき)を潤(うるほ)し渇(かつ)をやめ酒(さけ)を醒(さま)し咳嗽(がいそう)を治(ぢ)す