翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 117

ページ: 117

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 脾胃(ひい)を調(とゝの)へ気血(きけつ)をまし諸病(しよびやう)に忌(いま)ず薬魚の品類  なり 一 鰌(くじら) 沈寒(ちんかん)痼冷(これい)を温(あたゝ)め虚痢(きより)久痢(きうり)をやむ病人(ひやうにん)食ふ  事なかれ火(ひ)を動(うごか)し熱(ねつ)を生(せう)し瘡(かさ)瘤(てもの)を発(はつ)す 一 鰹(かつを) 生(なま)にて作(つく)り食するときは腸胃を調ふ故に  久痢(きうり)久瀉(きうしや)の人 膾(なます)にし山葵(わさひ)からしに和して食す  るときはいゆ○鰹節(かつをぶし)気血(きけつ)を補ひ腸胃(ちやうい)を調(とゝの)へ百  味を調和して諸病に害なし 一 章魚(たこ) 血気(けつき)を養(やしな)ひ筋骨(きんこつ)を壮(さかん)にす産後(さんご)の瘀血(おけつ)  を逐(お)ふ○湯にせんじて煮汁(にしる)を以て疣痔(いぼぢ)を洗(あら)ふ  ときは能(よく)治(ぢ)する化(くわ)しかたき品(しな)故(ゆへ)に病人(ひやうにん)は食(くら)ふ  事なかれ 一 鱔(やつめうなぎ) 小児(せうに)の虫積(ちうしやく)労傷(ろうしやう)疳傷(かんしやう)の類(るい)に用てよし疳(かん)  眼(め)雀目(とりめ)には車前子(しやぜんし)の黒霜(くろやき)をふりかけて用れば  尤しるしあり 一 泥鰌(どじやう) 酒毒(しゆどく)を消(け)し胃(い)を調(とゝの)へ気(き)をまし消渇(しやうかつ)を治(ぢ)  す補腎(ほじん)の功(こう)あり○瘭疽(ひやうそ)とて指(ゆび)のはれたるにす  りつぶし指(ゆび)をまきて痛(いたみ)を治(ぢ)する事 神(しん)の如(ごと)し 一 鮧魚(なまず) 気血(きけつ)を補(おぎの)ふ陰萎(いんい)を治(ぢ)す○瘧疾(ぎやくしつ)落(おち)かぬる  に食(しよく)して妙なり