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治(ぢ)する事 妙(めう)なり
一 鴟(とび) 頭風(づふう)目眩(もくけん)を治す常食(しやうしよく)して癲癇(てんかん)を治するの
良餌(よきくすりぐい)なり
一 鳩(はと) 血(ち)を生(せう)じ体(たい)を温(あたゝ)め悪瘡(あくそう)癬疥(せんがい)の類(るい)久(ひさ)しく愈(いへ)
ざるに用てよし
一 鶏(にはとり) 俗中に黄雌鶏(かしわのめとり)の黄脚(きずね)の物(もの)を上品(じやうひん)とす尤三
年に過(すぎ)さるを良餌(よきくすりぐい)とす老(ろう)鶏は用る事なかれ功
能(のう)血(ち)を生じ体(たい)を温(あたゝ)め肌(はたへ)を潤(うるほ)し悪血(あくけつ)を破(やぶ)り新血(しんけつ)
生じ黴瘡(しつ )下疳(げかん)便毒(よこね)膿淋(のうりん)嚢癰(のうよう)結毒(けつどく)漏瘡(ろうそう)筋骨(ほね)疼(うづき)
痛 手足(てあし)拘攣(ひきつり)多年(たねん)の黴気(しつどく)一身 結毒(けつどく)疥癬(ひぜんたむし)臁瘡(はくき)諸の
悪瘡(あしきくさ)の余毒(よどく)残(のこ)りたる人諸病後血気の復(ふく)せざる
の類(るい)天稟(むまれつき)痩削(やせたる)人 手足(てあし)常(つね)に冷(ひへ)たる婦人(ふじん)の経閉(ちのとゞこほり)帯(こ)
下(しけ)腰冷(こしひへ)久しく子(こ)なき輩(ともから)産後(さんご)虚弱(きよじやく)の者 惣(そう)して痩(やせ)
たる人には用ゆへし肥(こへたる)人は食ふべからず○按(あん)
ずるに近年(きんねん)黴瘡(しつ )毒気(どくき)盛(さか)んに行るすへて此(この)症(しやう)
に鶏肉(けいにく)を用て能(よく)功(こう)を取(とる)事いちしるし別(へつ)して俗(ぞく)
に湿労(しつろう)といへる類(るい)の症(しやう)にいたりては所詮(しよせん)他薬(たやく)
の及ふ所(ところ)にあらすこの品にあらざれば功(こう)を見
る事あたはず久食して愈(いよ〳〵)しるしあり
鶏卵(にはとりのたまご) 功用 大抵(たいてい)鶏肉(にはとりのにく)に同(おな)じくして少(すこ)しく劣(おと)れ