翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 126

ページ: 126

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    拾遺  薬餌(やくじ)の類(るい)あまたあれども尽(こと〴〵)くあぐるいとまあ  らずしかし初(はじめ)にもらしたる品(しな)をふたゝびこゝ  に記(しる)すのみ 一 乾(から)鱖魚(ざけ) 体(たい)をあたゝめ瘀血(おけつ)を順(めぐ)らし婦人(ふじん)腰冷(こしひへ)  経水(けいすい)閉(とじ)て通(つう)ぜざるに用(もちひ)てよし諸(しよ)瘡瘍(そうやう)及(およ)び黴毒(ばいどく)  の気(き)を発(はつ)するなり惣(そう)じて気力(きりよく)をまし虚労(きよろう)を補(をぎな)  ひ陽(やう)を起(をこ)すに用(もち)ゆしかし乾硬(かんかう)の物(もの)なるがゆゑ  に能(よく)煮(に)熟(じゆく)して食(くら)ふべし生煮(なまに)なれば反(かへつ)て脾胃(ひい)を  傷(やぶ)る○産後(さんご)調血(てうけつ)の妙薬(みやうやく)なれば細(こまか)に剉(きざ)みすこし  いりて細末(さいまつ)にし酒(さけ)または白湯(さゆ)にても用(もち)ゆれは  何(なに)にても血分(けつぶん)より起(おこ)りたる諸病(しよひやう)を治(じ)す打撲(うちみ)の  類(るい)にても酒(さけ)にて飲(のま)しめてよし或(ある)医家(いか)に製(せい)して  通経(つうけい)の妙剤(めうざい)なりとて普(あまね)く用(もちひ)らるゝなり 一 鰻驪魚(うなぎ) 虚労(きよろう)を治(じ)し五痔(ごぢ)瘻(ろう)瘡(そう)を愈(いや)す諸(もろ〳〵)の虫(むし)を  殺(ころ)し血精(けつせい)を生(せう)じ肌肉(きにく)を充(みた)しめ津液(しんゑき)をまし小児(せうに)  疳疾(かんしつ)雀目(とりめ)を治(ぢ)し大病(たいひやう)後(ご)羸痩(るいさう)つよく潤沢(うるほひ)少(すく)なき  人これを食(くら)ふて甚(はなはた)よし此(これ)甚(はなはた)美味(びみ)なるをもつて  貪(むさほ)り食(くら)ふこと多(おほ)ければ反(かへつ)て痰(たん)を生(せう)し胸中(けうちう)に油(あふら)  をたくはへて甚(はなはだ)あしゝ但(たゞ)程(ほと)よく少(すこし)づゝ食(くら)ふと