翻刻!江戸の医療と養生

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養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 14

ページ: 14

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 全(まつたき)を真気(しんき)従(したかふ)_レ之(これに)と云かく元気(げんき)充足(みちたる)ときは精気(せいき)神  気の二つの守(まも)り甚 堅固(けんご)也(なり)かく堅固に守るとき  はたとひいかなる邪気(じやき)襲(おそふ)ともすこしも侵入(おかしいる)  事あるへからす本邪気の人に舎(やと)ると云は気の  おとろへたる所あるより入るなり少しも衰(おとろ)へ  たる所なけれは其入へき門戸なしたとへは狐(きつね)  狸(たぬき)の人をばかすと云も人の気 十分(じうぶん)に充たると  きは決(けつ)而 犯(おか)す事あたはすとしるへし心中(しんちう)虚無(きよぶ)  にして精神(せいしん)充たるときは仙境(せんきやう)に近(ちか)しといふべ  し 一 養生(やうじやう)は天地(てんち)自然(しぜん)の道(みち)に背(そむ)かさるを本(もと)とす道に  背かさるときは身 修(おさま)る身修るときは心 静(しづか)なり  心静なるときは斎(とゝのへ)_レ家(いへを) 治(おさむる)_レ国(くにを)の業(わざ)も皆養生を主と  して得へき事也何程 時宜(しぎ)にあひ権勢(けんせい)を得たり  とも養生せすして心気(しんき)せまり命数(めいすう)をちゝむる  ときは於(おいて)_レ我(われに) 如(ことし)_二浮雲(うかべるくもの)_一とある聖語(せいご)にひとしく無益(むやく)  にしていたつら事なり 一 身体(しんたい)髪(はつ)膚(ふ)敢毀傷(あへてそこなひやぶら)ざるを孝(かう)の始(はじめ)なりとす然ると  きは聖人も先我身を大切(たいせつ)に養生するを至徳(しとく)要(やう)  道(どう)の本とし玉ふ事/経文(けいぶん)に明かなり然れは養生