翻刻!江戸の医療と養生

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養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 21

ページ: 21

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一前叚の病を生せさるやうにせんとならは先 平(へい)  生(ぜい)の倹約(けんやく)を主とし奢侈(おごり)を禁するより外なし倹(けん)  約(やく)質素(しつそ)を守るときは費用(ついへ)少(すく)なくして心の愁(うれ)へ  なし朝夕 堅固(けんご)に勤(つとめ) 行(おこな)ふときは身体(しんたい)運動(うんどう)して胃  気能 順(めぐ)る奢侈(おごり)を制して家業(かぎやう)を励(はげ)むときは家内  のしまり自らよくして家冨み財用たるかく心  得て身を保つときは憂(うれひ)へ恐るゝ事なく病の生  する由もなかるへし 一 飲食(いんしよく)節(せつ)を失なはす起居身に適(かな)ふへき事深く心  得へし飲食(いんしよく)は腹一ぱいに充満(ぢうまん)すること大に忌  へし飽(あ)く時は脾胃(ひい)の陽気を塞(ふさ)ぎ眠(ねふり)を生ず多肉(たにく)  なる事なかれ惣して肉類を食用(しよくよう)する事一日に  一度に限るべし肉類を重食(ぢうしよく)するときは脾胃(ひい)に  脂(あぶら)の毒(どく)残(のこ)りて運用(うんよう)の気(き)を妨(さまた)け胃火を動(うご)かして  種々(しゆ〴〵)の毒種(どくしゆ)を生ずるの基となるべしいかなる  厚味(かうみ)といへどもすこしく食ふときは害なし夜分  臨(ねる)_レ臥(まへ)に食する事忌べし滞(とゞこ)りやすく其外食物の  好悪(よきあき)は飲食篇に委し起居(ききよ)とは久座久立久歩久  臥皆忌べし何にても吾 根気(こんき)叶(かな)はざる遠(とふ)みち  を致したり久坐をいたしたり大に骨折をいた