翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 65

ページ: 65

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【三十二丁裏】  ら病気(びやうき)によりて嘔気(おうき)などつよくして一向(いつかう)に薬(くすり)  を用(もち)ひかたき病人(びやうにん)あり此症(このしやう)にしひて薬(くすり)を用(もち)ゆ  るときは大(おゝい)に苦(くる)しむ事(こと)あり是(これ)はまた其(その)所置(しよち)を按(あん)  して別(べつ)に工夫(くふう)を順(めぐら)すべし大病(たいびやう)にて種々(しゆ〴〵)の療治(りやうぢ)  を加(くわ)へて能 薬(くすり)も呑(のみ)たる者が俄(にわか)に薬(くすり)も用(もちひ)がたく  なり或(あるひ)は自分(じぶん)の気随(きずい)もまじり少々(せう〳〵)の薬(くすり)も拘泥(なづむ)  事(こと)つよくして用ひがたきやうになりたる類(るい)は  誠(まこと)に不治(ふぢ)の症(しやう)なると知(しる)べし 一 信(しんじて)_レ巫(ふを)_レ不(さるは)_レ信(しんぜ)_レ医(いを)は一の不治(ふぢ)なりといへり世上(せじやう)のみ  こかんなぎ山伏(やまぶし)なとを信(しん)して医(い)の言(ことば)を用(もちひ)さる 【本資料は十九丁~二十二丁部分に乱丁が生じており、この画像右頁の文は画像69枚目左頁・三十三丁表に続く。左頁は画像55枚目右頁・十八丁裏から続く。】 【十九丁表】  六七日にて換(かふ)べし 一 世上(せじやう)に種々(しゆ〴〵)の薬湯(くすりゆ)あり随分(すいふん)不順(ふじゆん)の病(やまひ)に用(もち)ひて  其効(そのこう)ある事(こと)数多(あまた)あれども是(これ)も逆上(ぎやくじやう)つよき病人(びやうにん)  には用(もちい)がたし只(たゞ)婦人(ふじん)帯下(こしけ)の症(しやう)男子(なんし)痿痺(なへしびれ)の諸病(しよびやう)  には効(こう)ある事(こと)も多(おゝ)けれとも先(まづ)は辛熱(しんねつ)の剤(さい)多(おゝ)く  あるものなれは虚人(きよじん)には用かたきものなり俗(ぞく)  中(ちう)に養生湯(やうぜうゆ)と称(せう)して用(もち)ゆる事あれとも常(つね)の洗(せん)  湯(とう)さへ平人(へいにん)にありては三日または五日に一度(いちど)  つゝ浴(よく)すへき事なり日々(にち〳〵)浴(よく)すれは元気(げんき)を損(そん)じ  津液(うるほひ)を乾(かわか)すの理(り)なり故(ゆへ)に病(やまひ)ありて入湯(にうとう)する事