翻刻!江戸の医療と養生

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養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 67

ページ: 67

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【二十丁裏】  体(てい)の病人にありてはよろしからぬものなれは  皆(みな)医人(いじん)の指図(さしづ)を受(うけ)て行ふべし 一から風呂(ふろ)と云物あり塩(しほ)を用さる蒸風呂(むしふろ)なりこ  れは遊人(ゆうじん)豪家(がうか)のもうけにして療治(りやうぢ)にはあらず  夏月(かげつ)の涼(りやう)をとるには殊(こと)の外(ほか)宜(よろ)しき物にして快(こゝろ)  よき事 限(かぎ)りなし故に欝気(うつき)を散ずるの効(こう)はある  べし 一 潮(うしほ)に浴(よく)する事是また殊効(しゆこう)あるやうに云 人(ひと)も多(おゝ)  けれども迚(とて)も病(やまひ)を療(りやう)ずるにはたらず但(たゝ)し病処  なとある輩(ともから)は潮(うしほ)をとり来(きた)りて湯(ゆ)にわかし入湯 【二十一丁表】  する事は少々(しやう〳〵)の効用(こうよう)もあるへし