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翻刻
【二十一丁裏・白紙】
【二十二丁表】
服薬篇 《割書:併 択医弁》
一 凡(およ)そ養生(やうじやう)の道(みち)は必(かならず)しも薬(くすり)を頼(たの)みとすへからず
上(かみ)にいへることく静意(せいゐ)修身(しうしん)を主(しゆ)とし穀肉果菜(こくにくくわさい)
を程(ほど)よく食(くろふ)て身体(しんたい)を養(やしの)ふを本(もと)とす病(やまひ)ありて後(のち)
薬(くすり)を需(もと)むべし薬(くすり)を用(もちゆ)るは兵(へい)を用ゆるかごとし
天下国家(てんかこくか)無事(ぶし)の時(とき)は兵(へい)を出(いだ)さゞるにしくはな
し国(くに)乱(みた)るゝときは止事(やむこと)を得(え)すして兵(へい)を出(いだ)して
治(おさ)むるなり兵(へい)を出(いだ)すには必(かならず)しも良将(りやうしやう)を選みて出(いだ)
さゞるときは其利(そのり)なし薬(くすり)を服(ふく)するに良医をゑ
らみて用(もちい)さる時(とき)は其功(そのこう)すくなし