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宜(よろしき)を考(かんがへ)得たるときは食(くろ)ふべし必(かならず)しも平生()無病()
の輩(ともから)はみだりに食(くろ)ふべからす
一 病(やまひ)に臨(のぞ)んで禁忌(きんき)を守(まも)らざれば其(その)病(やまひ)いへずと云
は惣(そう)して病(やまひ)は薬気(やくき)を以(もつ)て治(ぢ)すべき物(もの)なるを薬(やく)
気(き)よりも其性(そのせい)の勝(かつ)べき品(しな)を食(くら)へば其(その)薬効(やくこう)たゝ
ず故(ゆへ)に其(その)禁忌(きんき)を厳重(げんじう)に守(まも)らざれば其(その)効(こう)立(たち)かた
しされども諸病(しよびやう)ともにさし構(かま)ひなき食品(しよくひん)あり
是又(これまた)しらざればなりがたし又(また)病(やまひ)の品(しな)によりて
宜(よろしき)と不(よろしか)_レ宜(らざる)との差別(しやべつ)あり其(その)委(くわ)しきに至(いた)りては医(い)
人(じん)に問(とひ)て明(あき)らかにすべし今其あらましを奥(おく)に
しるし置ものなり
禁好物(きんこうぶつ)篇(へん)
一 凡(およそ)諸病(しよびやう)各々(おの〳〵)宜(よろ)しき品(しな)と忌(いむ)べき品(しな)との分(わか)ちあれ
ども又(また)何病(なにびやう)にも忌(いま)さる品(しな)もあり又(また)何病(なにやまひ)にても
忌(いむ)べき品(しな)ありその二つの禁好物(きんこうぶつ)を左(さ)にしるし
置(おく)なり又(また)其品(そのしな)によりて相畏(あひおそれ)相反(あひはんする)の品(しな)もあり其(その)