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委(くわ)しき事(こと)は医人(いじん)に尋(たづ)ねてしるべき事(こと)なれども
先(まづ)其(その)あらましをしるし置(おく)なり
諸病(しよびやう)に不(いま)ゝ忌(ざる)品(しなの)類(るいは)
一 麦(むぎ) 粟(あわ) 稷(きび) 赤小豆(あづき) 大豆(まめ)
右(みぎ)之(の)品(しな)は諸病(しよびやう)共(とも)に忌(いま)ずしかし脾 胃(い)虚弱(きよじやく)にし
て頻(しき)りに下利(げり)などする人(ひと)にはあまり宜(よろ)しか
らず
一 白粥(しらかゆ) 茶粥(ちやがゆ) 醴(あまざけ)
脾胃(ひい)虚弱(きよじやく)の人は能(よく)熟(じゆく)したるを用(もち)ゆべし尤(もつとも)白
かゆは何人(なにひと)にても早朝(そうちやう)に食(しよく)すれは腹中(ふくちう)和(くわ)し
てよし茶(ちや)がゆ醴(あまざけ)は至(いたつ)て脾(ひ)弱(よは)き人(ひと)は斟酌(しんしやく)すべ
し全体(ぜんたい)粥(かゆ)は腹中(ふくちう)悪敷(あしき)人(ひと)には尤(もつとも)宜(よろ)しけれども
気力(きりやく)つよき常人(つねびと)には胃湿(いしつ)を生(しやう)じて小便(せうべん)をゝ
くなり気力(きりやく)うすくなる
一 萊菔(だいこん) 蕪青(かぶら)
此(この)二品(ふたしな)諸病(しよびやう)に用(もちひ)て害(がい)なけれ共 地黄(じおう)を服(ふく)するも
のは大根(だいこん)をいみ甘草(かんぞう)を服(ふく)する病人(びやうにん)にはかぶ
らを忌(いむ)の説(せつ)あり是(これ)も薬(くすり)を服(ふく)する前後(ぜんご)一時(ひととき)ば
かり忌(いめ)ばくるしからず