翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 81

ページ: 81

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一 胡蘿蔔(にんぢん) 薯蕷(やまのいも) 甘藷(りうきういも)    毒(どく)なし何病(なにびやう)にてもくるしからずしかし味(あぢ)重(おも)   き物(もの)なれは胸鬲(きやうかく)に泥(なづ)まぬやうに過食(くわしよく)せざれ   ばよし 一 干瓢(かんひやう) 款冬(ふき) 越瓜(あさうり) 昆布(こんぶ) 冬瓜(かもうり) 浅草(あさくさ)のり  麩(ふ)  鹿角菜(ひじき) 長芋(なかいも) 零余子(むかご)  午(ご)ぼう  干蕪菁(ほしかぶら) 蒲公英(たんほゝ) 五加葉(うこぎ) 鶏腸菜(よめな) 菊葉(きくのは)  宇登(うど) 葛(くず) 葛餅(くずもち) 蘘荷(めうが) 地膚(ほうきゞ) 萱草(くわんぞう)  右之類(みぎのるい)何(いづれ)にても用(もちひ)てよし 一 飴(あめ) 蔗造菓(さとうぐわし)   右(みぎ)は何(いづれ)にてもくるしからずしかし小児(せうに)には   甘味(かんみ)過(すぐ)れば疳(かん)を生(しやうず)る故(ゆへ)に随分(ずいぶん)少(すこ)しくあたふ   べし且 歯(は)の病(やまひ)ある者(もの)は宜(よろ)しからす 一 豇豆(さゝげ) 緑豆(ぶんとう) 蚕豆(そらまめ)    此類(このるい)も差(さし)かまひなけれとも脾胃(ひい)よはく下利(げり)   する人(ひと)にはあまり宜(よろ)しからす蚕豆(そらまめ)は能(よく)く皮(かは)   をさりて用(もちひ)てよし 一 狗脊(せんまい) 蕨(わらび)   此二種(このにしゆ)は常(つね)の病人(びやうにん)にはくるしからず小児(せうに)痘 (とう)   疹(しん)の後(のち)或(あるひ)は眼病(がんびやう)腹脹(ふくちやう)の病人(びやうにん)は食(くろ)ふべからす