翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 82

ページ: 82

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一 梅干(むめぼし)   小児(せうに)はよろしからず常(つね)の病人(ひやうにん)には少(すこ)しく塩(しほ)   だしをして煮(に)て食(くら)へはくるしからず 一 海鰻鱺(はも) こち きすご 藻魚(もうを) 鱠残魚(しらうを)  牡蠣(かき) 海参(いりこ) 石決明(あわび) 赤貝(あかゞい) 鰹節(かつほぶし) 海鷂魚(ゑび)  鮟鱇(あんかう) 文鷂魚(とびうを) 古里(ごり) 蒲束(かまつか) 水母(くらげ) 蛤(はまぐり)  沙魚(はぜ) 烏賊(いか)魚 蒲鉾(かまぼこ)《割書:海鰻(はも)にて作りたるを用ゆべ|しざつ魚にて作るは宜からず》    右(みぎ)の類(るい)何病(なにびやう)に用(もちひ)てもくるしからす病人にあ   たふるは惣(そう)たひうすみそうす醤油(じやうゆう)にて用て   よしたとひくるしからざる品(しな)といへどもあ   まりに大食(たいしよく)飽食(ばうしよく)するはよろしからず尤(もつとも)五味(ごみ)   ともに平等(べうどう)に食(くろ)ふをよしとす好品(よきしな)といへ共(ども)   偏(ひとへ)に食(くろ)ふときは病(やまひ)を生(しやう)する基(もとひ)ともなりて宜(よろ)   しからず     禁物(きんもつ)篇(へん) 一 惣(そう)じて服薬(ふくやく)の人(ひと)は何(なに)にても気味(きみ)つよき油気(あふらけ)の  類(るい)重(おも)き物(もの)の類(るい)薬気(やくき)に勝(かつ)の品(しな)は忌(いむ)べし食物(しよくもつ)薬気(やくき)  に勝(かて)ば薬効(やくこう)立(たち)かぬる故(ゆへ)に忌(いむ)べきなり尤(もつとも)諸病(しよびやう)に  よりてそれ〳〵の違(ちがひ)はあれども先(まづ)何(なに)にても忌(いむ)べ