翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 83

ページ: 83

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 き品(しな)を左(左)にしるすなり 一 酒(さけ) 腫物類(しゆもつるい)の病人(びやうにん)水腫(すいしゆ)脚気(かつけ)又(また)小児(せうに)は決(けつ)して無    用たるべし先(まづ)大概(たいがい)の病人(びやうにん)には忌(いむ)べきなり    気欝(きうつ)したる者(もの)すへて順気(じゆんき)して宜(よろ)しき病(やまひ)に    は少(すこ)しづゝ飲(のま)しむべし 一 油膩(あぶらけ)の物(もの) 惣(そう)じて服薬(ふくやく)の人(ひと)は忌(いむ)べし 一新米 風気(ふうき)を動(うこ)かし脾胃(ひい)をふさぐ故(ゆへ)に病人(ひやうにん)は    食(くら)ふべからずしかし極上々(ごくじやう〳〵)の精米(せいまい)は粥(かゆ)に    作(つく)りて食(くら)ふはくるしからず 一 餈(もち) 生化(しやうくは)しがたき品(しな)故(ゆへ)に病人(びやうにん)は忌(いむ)べし少(すこ)し煮(に)    て食(くら)へはくるしからず瘡毒(そうどく)湿毒(しつどく)の類(るい)には    一切(いつせつ)忌(いむ)べし小児(せうに)は過食(くはしよく)を忌(いむ)犬馬(けんば)これを食(くら)    べは脚(あし)重(おも)くなりあるかず牛(うし)これを喰(くら)へは    歯(は)落(おち)るなり重(おも)き事(こと)知(し)べし 一 麺類(めんるい) 血熱(けつねつ)の病(やまひ)脾胃(ひい)の病(やまひ)には禁(きん)ずべし冷(れい)麺は    猶更(なをさら)なりうどんは少々(せう〳〵)くるしからす阿洲(そばきり)    は積気(しやくき)癖塊(へきくわい)の類(るい)は少々(せう〳〵)用(もちひ)てよし 一 酢(す) 常体(つねてい)の病人(ひやうにん)には無用(むよう)薬食(くすりくい)には用(もち)ゆる症(しやう)有(あり) 一 生魚類(なまうをのるい) 前(まへ)の好物(かうぶつ)所(ところ)にある類はくるしからず    惣(そう)じて作(つく)り身(み)すしなどの類(るい)は薬気(やくき)に勝つ