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一 大魚類(おゝうをのるい) くじら ぶり ふか しびの類は油
つよくして病人(びやうにん)大(おゝひ)に忌(いむ)べし
一 川魚類(かはうをのるい) 生(なま)にて食(しよく)するはよろしからす病(やまひ)によ
りて鯉(こい)鮒(ふな)鰻鱺(うなぎ)の類(るい)を用る事は餌食篇(くすりぐいへん)に
委(くわ)し
一 葷菜類(くさきものゝるい) にら にんにく ねき 薤(らつきやう) 野びる
の類(るい)は気(き)つよくして薬気(やくき)にかつの品(しな)なれ
ば服薬(ふくやく)の者(もの)は宜(よろ)しからず
一 菌(くさひら)類 松だけは逆上(ぎやくじやう)つよき品(しな)ゆへに病人(びやうにん)によ
ろしからす しめじは味(あぢ)かるき品(しな)なれば
少々(せう〳〵)用(もちひ)てもくるしからす しいたけは重(おもき)
病(やまひ)によろしからず なめたけ 初(はつ)たけ
しゝたけ 岩(いわ)たけ せうろ 栗(くり)たけ
はりたけ 鼠(ねずみ)たけ 紅(べに)たけ 此類(このるい)有毒の
品にもあらざれども病人は決(けつ)して食ふべ
からず 木耳(きくらげ)は生化しがたきゆへに用べ
からず
一 青菜(あをな)類 つまみな かいわりな ちさ かぶ
らな みづなの類は諸病(しよびやう)とも少々(せう〳〵)用てく