翻刻!江戸の医療と養生

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養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 86

ページ: 86

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   る人(ひと)にはさばを忌(いむ)べし 一 章魚(たこ) 石距(あしなかたこ) くもだこ皆(みな)小毒(せうどく)あり脾胃(ひい)虚弱(きよじやく)の    人(ひと)積塊(しやくくわい)瀉利(しやり)の人 消(しやう)しがたき品(しな)故(ゆへ)に惣(そう)じて    服薬(ふくやく)の人(ひと)食(くら)ふべからずいゝたこは性(せい)味(み)少(すこ)    し軽(かる)し病人すこしは食(くら)ふとも害(がい)なし 一 田螺(たにし) 功能(こうよき)はをゝしといへども脾胃(ひい)虚弱(きよじやく)の人    はくらふべからず 一 鱅魚(このしろ) 瘡疥(そうかい)を発(はつ)す病人(ひやうにん)食(くら)ふべからず 一 蟹(かに) 種類(しゆるい)多(おゝ)き品(しな)なり諸(しよ)蟹(かに)とも小毒(せうとく)あり別(べつ)して    妊婦病人は食(くら)ふべからず 一 鰛(いわし) 痰(たん)多(おゝ)き人(ひと)瘡疥(そうがい)ある人は食ふべからす油(あぶら)つ    よくして下品(げひん)なり病人はよろしからず 一 仁志牟(にしん) かずのこ 脾胃(ひい)虚弱(きよじやく)の人 腫物類(しゆもつるい)ある    人は食ふべからず化しがたし 一 志伊良(しいら) 油(あぶら)多(おゝ)し病人 食(くら)ふことなかれ 一 鰕(ゑび) いせゑび くるまゑびともに小毒(せうどく)あり病    人 食(くら)ふ事なかれ 一 河豚(ふぐ) 大毒(だいどく)ある品(しな)あれは食(くら)ふ事(こと)なかれ 一 鯣(するめ)・しやくなけ    いつれもかたくして脾胃(ひい)弱(よわ)き人 食(くら)べからす