翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

養生録 - 翻刻

養生録 - ページ 89

ページ: 89

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一 黒(くろ)大豆(まめ) 人参(にんじん)の毒(どく)を解(け)す故(ゆへ)に参(じん)を服(ふく)する者(もの)は   忌(いむ)べし厚朴(かうぼく)卑麻子(ひまし)と相反(あいはん)す 一 茶(ちや) 榧(かや)の実(み)山帰来(さんきらい)威霊仙(いれいせん)を服(ふく)する人(ひと)は飲(のむ)べか   らず 一 沙糖(さとう) 筍(たけのこ)と甜瓜(まくわ)とに同食(とうしよく)をいむ 一 海藻(もぞく) 服薬(ふくやく)の人(ひと)に一切(いつせつ)いむ 一 柘榴(ざくろ) 右(みぎ)に同(おな)じ 一 李(すもゝ) 雀(すゞめ)と同食(どうしよく)すべからず蜜(みつ)と相反(あいはん)す 一 梅実(むめ) 黄精(おうせい)を服する人にいむ 一 桃(もゝ) 白朮(びやくじつ)を服する人にいむ 一 銀杏(ぎんあん) うなぎと同食(どうしよく)をいむ 一 胡桃(くるみ) 酒(さけ)と同食をいむ 一 焼酒(しやうしゆ) 生姜(しやうが)蒜(にんにく)と三物(さんぶつ)同食すれは痔(ぢ)を生(しやう)ず 一 熱湯(ねつとう) 銅器(あかゞねのうつわもの)にて濃(こ)く煮(に)たる熱湯(ねつとう)は声(こゑ)を損(そん)ず 一 鯉(こひ) の黒血(くろち)に毒(どく)あり食ふべからず 一 鮒魚(ふな) 沙糖(さとう)と同食すれは疳(かん)の虫(むし)を生(しやう)ず芥子(からし)と   同食すれは水腫(すいしゆ)をなす麦門冬(ばくもんどう)と同食すれば   人を害(かい)す 一 河豚(ふぐ) 煤(すゝ)の入(いり)たる時(とき)は毒(どく)猛(さか)んになると本草(ほんぞう)に   見へたれとも此(この)説(せつ)疑(うたがは)し愚按(ぐあん)するに河豚(ふぐ)は一