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付(つけ)て出るなり○痰咳(たんがい)頻(しき)りに出て咽(のんど)につまるに
生姜(しやうが)を和(くわ)して飲(のめ)は忽(たちま)ちひらくなり○小児 乳汁(ちゝの)
かわりに用てよし然(しか)れとも此物(このもの)火を動(うこ)かし痰(たん)
を生ず或(あるひ)は虫(むし)を生ずる事もあり故(ゆへ)に多食(たしよく)せし
むれは口中 腐爛(ふらん)して宜(よろ)しからす斟酌(しんしやく)して用ゆ
べし
一 味噌(みそ) 豆油(しやうゆ) 納豆(なつとう) 麹(かうじ) 糠味噌(ぬかみそ) 糕(たんご) 粽(ちまき)
酒糟(さけのかす) 麩(ふ) 葛餅(くずもち)の類(るい)数品(すひん)の能毒(のうどく)ありといへ共
諸書(しよ〳〵)に委(くわ)しけれはこゝにはもらしぬ此篇(このへん)は只(たゞ)
其(その)餌食(じしよく)となるべき品のみを挙(あぐ)るのみ其他(そのほか)は宜(よろし)
きをはかりて用べし
一 河漏(そはきり) 気(き)を降(くた)し胸(むね)を寛(ゆる)くし腸胃(ちやうい)の滓穢(さゑ)積滞(しやくたい)の
類(るい)を去(さ)る常に膏梁(むまきもの)を喰(くら)ふものは時々(とき〳〵)食(しよく)してよ
し脾胃(ひい)虚弱(きよじやく)の人及ひ病人(ひやうにん)小児(せうに)脱血(たつけつ)の後(のち)は食(しよく)せ
しむる事なかれ俗(ぞく)中に此 品(しな)を過食(くはしよく)して熱湯(ねつとう)に
浴(よく)すれば忽(たちま)ち死(し)すと云 或(あるひ)は卒中風となる誠(まこと)に
しかり過食(くわしよく)せざれは其害(そのかい)なし○痢疾(りしつ)を病者(やむもの)初(しよ)
起(き)より此 品(しな)を用ゆれば能(よく)毒(どく)を下して裏急(りきう)の患(うれ)
へ少(すく)なし早(はや)く腸胃(ちやうい)の湿熱(しつねつ)をさるが故(ゆへ)なり病人(ひやうにん)
嫌(きら)ふ事なくば初(はしめ)より他食(たしよく)せずしてこの品のみ