翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

救荒鄙諭 - 翻刻

救荒鄙諭 - ページ 11

ページ: 11

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【右丁】 〇米糀(こぬか) 篩(ふるひ)にてふるひ荒 粉を去り米の   粉に小麦の粉 蕎麦の黒粉抔を等分に   雑(ませ)餅だんご 焼餅等に拵る    餓たる人の養ひ様 〇人 数日(すちつ)食せず餓困(  くるし)んて死(しな)んとするは  先(まつ)飯を與喫(くは)すべからず 若 喫すれは立処に  死す 且 妄(みたり)に服薬(くすり)を用(もちゆ)べからす 【左丁】 〇手拭(てのこひ)様の物を熱き湯に浸し臍腹(ほその)あたりを  熨(の)せは自然と囘生(よをかへ)るべし その時白湯の中へ  味噌汁又は米飲(おもゆ)少しを冲(さし)て撹(かき)まぜ嚥(のま)しめ  腸(はら)を滋潤(うるほ)し その後能 熟(に)たる稀粥(うすかゆ)を喫  せて両三日の間に段々その粥を濃して  食せ数日の後に軟(やはらか)なる飯を與喫せてよし  凡 飢(うえし)人 白菓(ぎんなん)を食しむれは死す 慎む  べし