翻刻
【右丁】
大麦挽割(ひきわり)の足しに用る類
〇栗 皮を剥(むき)水に浸し縄にて揉洗ひ
萩(しぶ)皮を去り日にてほし あらく擣(つき)
砕(くだき)麦割(わり)のごとく米に交たくべし
〇檞 楢の実 皮を去り沸湯((にえゆ)にて能(よく)煮
黒く渋き汁をとりさり流水に一二
夜浸し置日にて乾(ほし)臼にて擣あらく
【左丁】
ふるい割麦(わり)のごとく拵 猶又 流河に一二
夜浸(ひたし)苦渋(にがしぶ)の味を能とり割麦のたし
に用ゆ
〇とちの実 製方 同断
〇萆蒻根 細にきざみ能煮て流水に
一二夜ひたし 猶又 灰汁にて煮熟し