翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

救荒鄙諭 - 翻刻

救荒鄙諭 - ページ 19

ページ: 19

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【右丁】      養生の事 〇歉歳(けうねん)には素食(そじき)を食するゆへ腹の空(すく)ことも  早し 二月彼岸より耕作も漸ゝ(だん〳〵)世話敷(せはしく)  なるゆへ■腹(すきはら)にて強く働くと記は脾胃(ひゐ)を  傷(いたむ)る事あるべし 蠶豆(そらまめ)粥 踠豆粥(ゑんどどうかゆ)等を拵  置三度の食餌(しよくじ)の外(ほか)朝四ッ時頃 親椀(おやわん)一杯宛  啜るべし 又八ッ半時より夕七ッ時前後の内  右の粥を又親椀一杯づゝ啜るべし 右のごとく 【左丁】  すれは脾胃をいたむる事有まじ  蠶豆粥は蚕豆を二三日水に浸し置和(やはら)かにし  鍋に入 水を能程入塩をも入能々(よく〳〵)煮るべし  踠豆も右同様に拵る奈里右粥の内へ■豆(やへなり)【注1】  赤小豆(あつき)白豆(しろあつき)黄大豆(志ろまめ)大角豆(さゝげ)裙常豆(十六さげ)稗  粟等は好(このみ)に満かせ雑(まじ)ゆべし 割(わり)麦を交れは  程よし どんく里 とこ路 飛るがほの根 菜(な)  大根の類 雑(まじへ)用るは心に任(まか)すべし 【注1】八重生 緑豆(リョクトウ)