翻刻
【右丁】
用ゆべし 塩は毒気をとるものなり
右の外飢を助くる品多しといへとも
このほとりにて得やすく目なれたるのみ
を記し 海沼なきによりて海草(うみくさ)水
くさはしるさず
【左丁】
粉に製(こしらへ)用る類
〇葛の根 土の中に入事五六寸はかりの処を
葛脰(かつとう)と名(なつ)け 毒あり右五六寸斗を切
捨 夫より下を用ゆべし 乾(ほし)たくはへ置
たるは上皮(うはかは)をこそぎ去 臼にいれ杵にて
搗(つき)砕(くだき)水を入れ手にてもみ その水を桶に
いれ澄し置て上澄を捨 沈みたる粉へ
又水を入 かきまぜ又澄し 上澄を傾希(かたむけ)