翻刻
【右丁】
捨かくのことく水飛(すいひ)する事十遍はかり
その後右の粉を日にて乾(ほ)し用ゆ臼の中の
査(かす)は粉のとれる程水を入 粉をとるへし
山より掘出したるはすぐに搗てよし
右の粉を捏(こね)だんご餅等に拵へ蒸し食す
うでゝもよし又麺類にも拵る蕨の粉と
一所にまぜ食すべからず
【左丁】
〇蕨の根 紫色の上皮をこそげ去 臼
にて搗爛(つきくず)す事 水飛する事葛の粉を
取と同様(おなしこと)なり その根の筋は蕨縄になる
なり 米の粉麦の粉を雑(まぜ)餅だんご麺類に
拵る米の粉麦粉に交(まじ)ゆべし外の粉には
交ゆべからす
〇紫茸(ぜんまいの)根 粉を取事 同断