翻刻
【右丁】
〇■■(からすう里の)【注1】根 皮を削り白き所を細に刻み
水をかへ浸(ひたす)事 五日程取出し搗煠(つきくず)し
水を入 かきまぜ布の袋にてこし葛の
粉のことく水飛すること十べんはかり
日にて乾し用ゆ焼餅 団子 麺類に
拵る事前に同じ
〇檞(くぬぎ)の実 楢の実 何れもどんぐりといふ
【左丁】
皮をむきさり湯にて煮こぼす事三度
その後水にひたし置事 三日程取あげ日
にて能ほし碾(うす)にてひき細に篩(ふるひ)又水に
ひたし水飛する事 四五度日にて乾し
用ゆ米の粉等にまぜ餅だんご焼餅等に
拵る
〇とちの実 檞(くぬき)の実と製方同断
【注1】かつろう ウリ科 草冠に括と娄