← 前のページ
ページ 120 / 154
次のページ →
翻刻
【右丁】
不一に漬込押を懸置申候得者二月時分ゟ
風味宜御座候出し候後能押置候得者久
敷置候程馴風味宜御座候是者険徇漬
にて御座候得共味ひ能御座候
秋に至小茄子花落斗をへたを取至極
一茄子あちやら漬 之小茄子はへた付も交候て暫時水に漬あ
くを出し取上能かわかし漬申候
酢せうゆを等分に合煑返し能醒し右之
茄子に塩少しぬりさつともみ壷にても
桶にても漬込茄子之沈候くらいに押置申
候丸唐からし少し漬交候も宜御座候
御香の物にも御酒御肴盛合にも能御座候
瓜 何も差上候程に切洗漬申候朝之内漬込
一醤油之実漬 夕方ゟ宜御座候差上候時分不洗申実を
なす
大根
【左丁】
落し差上申候
大根 蕪 糠壱斗之内四升程炒醒六升其まゝ
ほし大根 蕾菜 交合候て塩弐升五合入水にてこね合せ
茄子 瓜 朝夕交返也五日目程ゟ當坐漬之品漬
胡瓜 苦瓜 申候不断漬物仕能交返し手入仕折節炒
葉せうか ぬかを増候得者何年も年をへし程香の
一糠漬 にんしん 物風味宜御座候大根は割一両日も干候
梨子 て能御座候瓜胡瓜は塩にて摺漬候得者
めうか 一夜程漬置宜御座候茄子は若茄子を暫
ちさのとう 時水に漬取上塩にてもみ漬候て能御
午房 座候若せうか苦瓜にんしん梨子ケ様の
練瓜 物別て漬様相遣も無御座候
小菜 小たいこん葉共に根は割付候ても又は根斗
小大こん
一當坐塩もみ