← 前のページ
ページ 127 / 154
次のページ →
翻刻
【右丁】
盆にても差上候何も御代りは御盛替か又は
御器を下け候ても時節次第仕候
御浮麩 拵樣之義浮麩は観心寺之以勢粉或寒晒
舗團子とも 米之粉同秬のいせこ宜御座候團子拵茹候て
小豆越あんに仕砂糖少入仕立御ちよくに砂糖添え
御趣向餅 申候
一 御せんさい餅 しゆかう餅は寒晒米琉球米常之餅米にても
御牡丹餅 白之椿餅草之搗餅二色に仕置燒候て
御萩とも 一宛盛合こまさん升砂糖入之味噌を撫越に
仕暖メ懸差出申候御せんさゐ餅小豆越
あんにても常之半潰し小豆にても塩
少しくわへ仕立申候牡丹餅は餅米六歩う
る米四歩合常之飯ゟ和らかに焚半潰し
程に搗候て小豆取豆之粉取に仕候
まん中はむし立暖かなるを御椀盛に仕澄し
一御饅頭 御汁酢菜か御にしめ物か付かうの物添差
【左丁】
上申候御汁は不付にも指上申候御代りは小井
篭か御重箱か御盛替にも仕候
細餅 下地を鰹節昆布入歯みそ煑越に仕餅を
くしこ 小形に仕尤裁餅にて常之通すまゝ之
くし貝 雑煑御上盛之品々薄醤油にて別に暖
一土佐御雑煮 盛申候御添者酢菜か御にしめ物御かうの物
鶯菜
花かつほ
御ひやむきは拵置候て差上候時分随分急に
ゆて早々差上候て宜御座候素麺平そふ
一御冷麦 めんにても湯煑仕水に晒置差上申候御
御冷素麺 代りは御皿引替にも又は錫大鉢にても差
平そうめん 出申候御小皿からし粉柚かわさひ青とうか
ふとそふめん らしおろし大根等も時宜により盛合申候
御中ちよく御膳に添出し御甘汁御汁次にて
差上申候