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【右丁】
一御そは切 御そは切こね候時分常之水にてこね随
分こなし候て上に水をへたと引置候て
打延申候
【上段】
花かつほ
御皿 ちんひ のり
とうからし 杏にん
おろし大こん 燒みそ
ねきかわけき
御小猪口しぼり汁
御汁は汁次ころ差出
御そは椀之蓋に
差上申候
【下段】
一右之通こね候を例に壱人差添打仕廻迄こ
なし候ても打延申候寒気之時分は酒を少
交こね候も宜御座候
一熱湯にてこね能こなし候て暖なる内に打
延候義も仕候得共湯こねは風味薄く御座候
一こね水にとうふを少し摺合薄く仕こね
合候て打申候能續き風味宜御座候
一そば粉摺候時分壱升に常之大麦廿粒程交せ
摺候て常之水にてこなし打候も宜御座候
一長いもおろし水にてとろろより薄く摺候て
そは粉能交合こなし打申候和らかに能つゞき御
【左丁】
風味能御座候御老躰様又は御不快中様無據御好
等にて仕候時分此方宜御座候
一夏分に相成拵候には新そは之葉沢山にもみ
青汁に仕こね打延候て宜御座候
右之通拵候を茹加減能仕水に取上壱番洗は箸にて交水を
かへ弐番洗ゟ手を入能洗申候一番洗手を入洗候へはそは切ねは
り不宜候能洗候を湯に入暖め井篭にかけ水気を乾し差
上申候久敷むし候得者甚不宜候又さるに少しツヽ入湯に
漬暖メ直に盛候ても差上申候又器物に湯を入そは切を
漬候て盛候ても指上申候得共是者水け取兼宜無御座候
一湯煑仕候て差上候迄之内もし隙取候義御座候時分は早々水ゟ
取上ケいかきに薄く仕置候得者切不申候夏は水にて冷し置候
まゝ冷そはにても差上申候
一廣そはは幅廣く六歩七歩にも裁茹申候是斗も差上常そは切
盛分にも仕候