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献上料理集 - 翻刻

献上料理集 - ページ 131

ページ: 131

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【右丁】          二色之内何れにても下地茹能置差上候時分 一御饂飩     うとんは沸湯に入再湯煑仕下の火を軽く仕  御湯そうめん  置其湯にて盛差上申候そふめんは下ゆに仕          候を熱湯にて盛別の湯を溜差上申候平そふ          めんも如此仕候古椒のこ御甘汁差上申候          何れにても常之通湯煑仕洗候而いかきに上ケ  御よね切 薯蕷麺 置拵上候時分湯にて暖メ井篭にてさつと蒸 一とちめん へに切  乾し御椀にて差上申候御小皿に花かつほ  ひへきり かたくり       めん  のりおろし大根みかんの皮杏仁盛分添御甘        汁御汁次にてさし差出御蓋に差上申候        一紅切は暖メ候時分ゆにて暖メ候斗にて井篭蒸は         不仕候紅粉はむし候得者色黒み候て不宜候 一よね切は米之はたき粉にても挽粉にても上白米にて随分細かに拵  薯蕷をおろし水にてとろろほとに摺合こね打申候 【左丁】 一じよとめんは薯蕷を沢山におろし水不入にて能拵候まゝに  米之粉を少し入こね合打申候米切は薯蕷之力にて拵じよ  とめんはいもおもにて拵え申候 一とちめんかたくりめんは米之粉三ツひとつ入薯蕷おろし水  にて摺のへこね能こなし打申候随分手早に打巻と申に  仕候別而とちめんは打置候義難相加様にはしかく御座候 一紅粉切は生大唐米摏不申粉に挽長いもをおろし水少し  入摺のへこね候時分へにをこね交打申候ゆて候時分洗水より早  いかきにあげ湯にて暖め差上申候むし候ては不宜候 一ひへ切は粉随分細かに拵長いもおろし水少々入摺のへこね候て打申候  右之分何もゆて加減大切に仕候 一大唐米ひへ両様共に郷中にて終納之時分ほし取候にてはめん  類は出来不仕候生大唐生ひへ宜御座候