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【右丁】
一白麹 四升 此かうし壱升二合の水にて能もみ
花を洗落ししほり汁を取り粕はすて
一水 壱升弐合 冬は二日前に作り込夏は夕方造込
翌朝は宜御座候風味宜時分煑
置差上申候
同造様
一餅上白米 壱升 挽割粉を捨一夜水に漬置むし醒して
一白麹 壱升 此のかうし七合の水に漬一夜置翌日能もみ
絞り上粕を去しほり汁にて造込候時分三合
之酒も入交置候て翌日風味能時分煑
一水 七合 候て壷に入置候得者数日置候ても風味
一上酒 三合 宜御座候
【左丁】
同俄造之方
一餅上白米 壱升 挽わり粉を去常のことく飯に焚
一白かうし 弐升五合 此かうしに酒と水を入随分能もみ絞り
粕を捨飯のにへ仕廻候時分焚火を引除お
き斗に仕絞り候水を直に入摺交味付候
一上酒 三合 迄不止交申候下の火と鍋の間に手を入熱
く覚候様火加減仕二時程交候内火消へ
候て醒申候頓て能御座候風味前廣之内
急申候得共砂糖をくわへ暖め差上申候下
一水 六合 の火輕く仕候て交醒し候心得に仕宜御座候