翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

献上料理集 - 翻刻

献上料理集 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

【右丁】         五日程も置候而塩能廻り候時古酒         にて洗黒米之飯を堅く焚さまし         右之鮒を漬込出し石強く置候而         廿日過候而出し遣常之鮓之程に仕 一鮒之馴鮓   水に塩からく交すし桶の蓋の上に         とふと溜置七十日程過候而馴申候遣         候跡を囲置候にも右之通塩水溜置         出し置候得者久敷置候程風味宜         骨も和らかに御座候        右寒中に漬候得者翌年之冬迄も        御座候         うなきを三つ四つ切酒壱升塩弐合         之割に合右の鰻を漬置翌日常之 【左丁】         飯に塩加減仕酢は不用申すしに 一宇治丸御鮨  漬込前のことく塩水を溜置置三十日         程置候而なれ申候 右何れ之御すしにも生姜 蓼 山椒 見斗添差上候         笋 蓮根 木茸 松茸 椎茸         海苔 伊勢干瓢 氷蒟蒻 烏芋         此外精進之品其時之献立見 一精進御飯漬  斗ひ恰好宜拵候而酢にてにしめ         漬申候常之飯にてもくちなしの         色付飯にても漬申候 独活