翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

献上料理集 - 翻刻

献上料理集 - ページ 67

ページ: 67

翻刻

【右丁】 一煎酒急に仕候は酒と鰹を入炭火にてにへ立候をおろし  あをき醒し又火に懸にへ立候をあふきさまし  三度程さまし候て醤油と砂糖にてあんはゐ仕候得  は早く出来仕候尤梅干も入申候 一御盛溢の菜は椙檜弐枚地紙椙赤み檜白板にて  仕又杦の折地紙同折懸地紙片捨地紙檜の薄板  にて折懸地紙花包吹矢口巻等格好模様時の  景氣次第仕候 一青かいしき筏に仕候品は青葮青蘭とくさ青  さゝけ薄の内時の品見合地紙形筏形組筏 【左丁】  等に仕菊桔梗なてしこ野きく石竹等の花差交にも  仕候其外けしきに相用にも相用候花は御鱠御刺  味の處に大概相記候通に御座候右の外に䔲の花  も相用申候 一荐に相用候葉は南天隈笹つは唐いちこくわゐの  葉檜の葉楓かしは松庭とこ青末枇杷葉等の  内にて見斗相用申候  右の花葉共に御座敷御立花御活花等に御座候者  御料理方かいしきけしきには相用不申候  作花糸花は不苦候