← 前のページ
ページ 79 / 154
次のページ →
翻刻
【右丁】
生ほし ひらきに仕塩水に漬さつとほし火取申候
丸鮓
かいしき 首尾脊鰭を残し骨を抜取酢を強くあ
蓼せうか て丸すしに仕形其まゝに見候様薄切相
應之菜仕盛申候 片せうかたで立はさみ申候
葛懸
摺せうか
わさひニても
焼候を蒸候か生にてゆて候ても練葛を懸
わさひかせうかを置差上申候
濱焼
摺せうか 鱗付のまゝ焼候を塩込置焼候て醤油を懸
生醤油 せうかにてもおろし大根にても置申候
生せうゆ 熱湯に入煑候て御甲皿に盛湯を溜御指猪
一御湯鯛 口に醤油おろし大根入差上申候大平も
おろし 宜御座候
大こん
【左丁】
沖津鯛 甘鯛鱗付のまゝ塩を振焼生醤油を懸脊
一御濵焼 ひれの方皮目をおこし懸せうか置差
生せうゆ 出申候
摺せうか
鮒 大鮒あふり焼に仕出候酒醤油にて煑浸
一御煑浸 生姜置申候
摺せうか
蓬莱かまほこ 小鯛ひれの残候様身をおろし取候て頭
のし 尾鰭の損不申様骨を炙り鯛の摺身
一御焼物 花しほ をもとの身よりも厚く恰好よく右之
枝まつ あふり骨に付焼申候 御皿に枝松隈笹を
隈笹敷 敷右之御焼物にかまほこの通りに裁目
を入熨斗をふさに刻み頭と身の間に挟み
候て盛花 形(カタ)塩弐程ツヽ置申候